サポートタイツについて

roadman71

2008年06月13日 06:43



上城山岳隊さんの記事を受けてのエントリーです。
右から
1 自転車用 CWX五分丈サスペンダータイプ
2 ユニクロ 7分丈
3 ユニクロ 9分丈
4 自転車用 パールイズミ プリザーブタイツ
5 CWX 9分丈 エキスパートモデル
6 4DM 9分丈

サポートタイツのそもそもの出発点は、運動障害の痛みを緩和するテーピング治療を着る感覚で実現する、というもの。人工皮膚、あるいは人工筋肉・靭帯といったイメージですね。伸縮タイツの内側に伸びにくいテープ状の素材を縫い合わせていました。この写真の中に登場するCW-Xが先鞭をつけたといわれていますが、僕がその前に購入したパールイズミの自転車用の方がさらに歴史がある記憶があります。

現在のサポートウエアもコンセプトはほぼ同じですが、素材や形状、理論の進歩などで飛躍的に効果が高まっています。ヒザ関節にかかる負担を軽減したり、血液の流れを促進し、疲労の度合いを示す血中乳酸の増加を抑えるなど。

そして、大別すると3つに分けられます。

まず、コンプレッション効果が高く、本格的なトレーニングに役立つモデル。この中ではCW‐Xや4DM、パールイズミなど。1枚で多用途に使え、トレーニングでも本番でも効果的。
2つめはトレッキング用の延長線上にあるモデル。アンダータイツとして着用し、アウターパンツ等を重ね着して用います。この写真にはありませんが、モンベルやザ・ノース・フェイス、CW‐Xノーマルタイプがそれらといわれています。
3つめはフィットネス用やトレーニング用モデル。コンプレッションもそれほど強烈ではなく、普段から着用できる気軽さが魅力。今話題のスキンズなどです。生地が薄いので、アンダーとして着用するのが適しています。

これらメーカー発の言葉に加えて、自分なりに解釈するとサポートタイツの効用は
1 膝関節のサポート 着地の際の衝撃を和らげ腸剄靭帯を守ります
2 筋肉のサポート 特に疲労しやすい大腿四頭筋(膝からふともも上方に向かって伸びる筋)とりわけ外側のもっとも疲労する筋の乳酸発生を抑制します。9分丈であればひらめ筋(ふくらはぎも)
3 骨盤のサポート 疲れが出てくると、いわゆる「顎が落ち」「腰が折れ」ないよう骨盤の適切な体勢を保持し正しい姿勢をサポートします
4 皮膚のサポート 藪漕ぎや虫など外部要因から肌を守ります

各人がトレッキングやトレイルランニングの場面において求めるものというのは人それぞれでしょうが、2・3の項目などは誰においても必要な事項だと思います。未着用の方には、こういうと大げさかもしれませんが、「人工皮膚」「人工バネ」と言ってもいい独特の感覚があります。初めて足を通された方は必ずびっくり、そして感激します。まだの方は販売店では必ず試着させてくれるので是非試して見てください。

楽天でサポートタイツをチェック


あなたにおススメの記事