TRANS JAPAN ALPS RACE

roadman71

2008年08月06日 16:53

今週の日曜から、いよいよ日本国内で最もタフなレース、トレイルランというフィールドでは世界でも最もタフではないかと思われる TRANS JAPAN ALPS RACE が始まります。

レースをご存じないナチュラム・ブロガーのためにコースを紹介すると

日本海/富山湾を午前零時にスタ-トし、北アルプスから中央アルプス、そして南アルプスを越え、太平洋/駿河湾までの距離:約415Kmの道程を交通機関を一切使わず、自身の足(走り、歩き)のみで1週間以内(+予備日1日)に踏破することをめざす、ちょっとハ-ドな山岳アドベンチャ-レースです。
この主催者コメントの、どこがちょっとハードやねん、というレースで、具体的には


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引っ張りますよ、長いですよ・・・・
富山湾 早月川河口 を8/10 の 0:00 にスタート
馬場平
剱岳
槍ヶ岳
上高地河童橋 【8/12 9:00 関門】
境峠
木曽駒高原スキー場
木曽駒ヶ岳
空木岳
駒ヶ根
市野瀬 【8/14 19:00 関門】
仙丈岳
茶臼岳
畑薙第一ダム
井川
笠張峠
静岡
大浜海岸【8/17 24:00 関門 までにゴール】

競技ルール として
①コ-ス上の指定されたチエックポイント(以下CP)を、走り+歩きのみで忠実に繋ぐこと。
CPを通過しなかったり、交通機関を利用してはならない。
②ファーストビバークができる装備(レスキューシート、ツエルト等)を常時携行すること。
③必要な装備類(行動用具、露営用具、炊事用具等)および食料は各自準備し、自ら背負い移動すること。ただし、山小屋や食堂等での食事、商店での食料購入は可とする。
④家族や友人等からのサポ-ト(以下の行為)は、市野瀬CPを除いて禁止とする。
a.選手および選手の持ち物に触れること
b.選手へ、物品の受け渡し(さしいれ等含む)
c.選手の荷物搬送
d.選手の行動にシンクロナイズした伴走・ポイント応援およびそれに類する行為
⑤宿泊は、すべて露営(テント、ツエルト等)のみとする。山小屋、避難小屋、旅館等での宿泊および仮眠は、禁止する。ただし、雷や動物等により生命の危機が予測される場合は、一時避難としてそれらを利用してもよい。
⑥食料および燃料のデポ(一時預かり)は、コース上に1箇所(市野瀬)のみ設ける。また、ここでは不用装備(地図、靴等)の返送も可能とする。詳細別途。
⑦あらかじめ定められたCPにおいては、大会本部に連絡を入れ、状況報告を行うこと。
⑧やむなき事情によりリタイアした場合は、速やかに大会本部に連絡し、指示を仰ぐこと。
⑨山岳保険(捜索、救助等を含む)には、必ず加入していること。
⑩自己責任の法則 このレ-スは、参加者自らが主催者である。レース中に、怪我や事故および遭難等のアクシデントが発生しても「すべての責任は、自らに帰する」ことを誓約できる方のみ、エントリ-が可能。
*競技ルールをしっかり尊重してレースをおこなうこと。


僕のようなヘナチョコランナーではそもそもエントリー資格を満たすことが出来ないレースです。

【参加条件(書類選考基準)・・・2006-2008の実績】

1.標高2,000m以上の場所において、1回以上のファーストビバーク体験があること。⇒露営技術

2.1日に、コースタイム20~34.2時間以上の山岳トレイルコースを⇒山岳/走力、コースタイムの60%(12~20時間30分)以下のタイムで走りきれる体力と全身持久力を有すること。
例:日本山岳耐久レース(71.5km)レベルの大会において、12時間30分以内で完走できること。

3.フルマラソンを3時間30分以内、100kmマラソンを10時間以内に完走できる体力を有すること。⇒平地/走力
4.山岳保険(捜索、救助等を含む)に、必ず加入していること。⇒山岳保険加入

5.リスクマネジメント(危機管理)に対して
①事前にリスクを回避する《危険回避能力》⇒リスクマネジメント
②アクシデント発生時に対応できる《事故対応能力》を身につけていること。

6.自己責任の法則・・・「すべての責任は、自らに帰する」ことを自覚して行動できること。⇒自己責任の認識

7.選考会1ヶ月前までに、医師診断書を提出すること。⇒診断書提出


そして、選考会というと
   
1.選考会A 
・期日:07/06 
・場所:中央アルプス
・コース:駒ヶ根高原→駒ケ岳→空木岳→駒ヶ根高原
・データ:距離:42.1Km、コースタイム:22時間10分
・集合: 2:15 菅の台バス停
・スタート: 3:00 
・目標タイム:13時間13分以内(12時間以内が望ましい) コースタイムの60%
・目的:
・アルプス(標高3000m)でのスピード山岳走の力を養う
・標高差±2000mでのトレイルランを行い、標高差を体感する
・コースの下見を兼ねる

2.選考会B 
・期日:07/20
・場所:北アルプス
・コース:立山(雄山)→薬師岳→黒部五郎岳→槍ヶ岳→上高地(河童橋)
・データ:距離:73.8Km、コースタイム:40時間10分
・目標タイム:24時間6分以内 コースタイムの60%
・集合:   7/19  16:30 一ノ越山荘、宿泊(仮眠)
・スタート: 7/20 0:00 立山(雄山)山頂 
・目的:
・夜間行動力の養成をおこなう
・20時間以上?山岳トレイルランをおこない、長時間行動力を養う
・ファーストビバークは、必要に応じて自己判断でおこなう 
・コースの下見を兼ねる

こんな、聞くだけで死んでしまうようなレースに、お知り合いの方が今年は出場します。
http://rundrink.exblog.jp/
皆様も、応援宜しくお願いします。

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