寝ぼけているとテントの外で会話が聞こえる。時計を見ると2時だった。
彼らは有言実行していた!
実は自分もそれに便乗すれば赤岳方面に美濃戸口までいけちゃうかな、
なんて思ってたけど、ツインシスターズを叩く雨の音に、「若者たちよ、
頑張れよ」と呟いて二度寝に入ったのである。
で、きっかり6時くらいまで寝てしまい、目覚める。おっ、雨やんでるジャン。
一晩中降った雨で、結露は心配及ばずぬれてはいるものの、テント内で降るような
ことはなし。でも外はさすがに良く濡れていた。それと小さな虫がびっしり。
池を見に行くと、ガスってはいるけれど、これからの晴れを予感させてくれていた
朝食はダージリンティーラテのみ。誰かさんのパクリですが、食事自体は動きだして
からにすれば良いと思ったので飲み物だけですませる。
今回のクッカーはEPIのバックパッカーズSサイズ。その中にガス缶とPRIMUS-153。
スノピの450MLマグでは豚の角煮を温められないので、最小アルコールストーブセットは
断念しました。飲み物用にスノピの300MLシングルチタンマグ。ナルゲンボトルは
ARTSPORTSの日比谷店オープン記念でいただいたもの。
ティーラテを飲みながら撤収作業をして7時に出発。当初は縞枯山・蓼科方面にいく
はずだったのですが、マッパレになってきたので、にゅう・天狗岳に向かい、南八つ
の山々が見たくなったのです。でにゅう方面に向かうために、池の東岸経由で南下。
すばらしく青い池。
池を離れ、緩やかな登りのトレイル(写真がない!)をしばらく歩くと、湿原にでます。
これを抜け、フラットなトレイルをしばらく歩くと、徐々ににゅうにむけて本格的な登りに。
下の写真はこれでもトレイルです。判りづらい。
しばらく登り、ようやく”にゅう”に到着! すると左側の稜線から猛然とガスがあがって
きました。残念。何も見えなくなってしまったものの、途切れたくれたので、これから
むかう中山峠・天狗岳方面を写す。2枚目は振り返ってにゅうの先端を撮ってみた。
ここからしばらくはフラット基調のトレイル。今日はじめてハイカーに遭った!その人は
昨日同じあずさで斜め後ろに乗っていて、たしか麦草峠行きのバスに乗ったはずの
人だった。なぜにここですれ違う? と頭の中がクエスチョンで一杯になる。
ともあれ、フラット基調のトレイルをどんどん進む。この辺はダブルストックで走るというよりも
ノルディックウォーキングの速歩という感じで、分岐の中山峠に到着。
いざとなったらここに引き返し、黒百合経由でバス停の渋の湯に帰るのが今日のルート。
ここから天狗岳にピストンでいってここに戻るか、天狗岳から直接黒百合のルートか、
で肝心な話しだけど、もってきた地図は中山峠で終わってる。駅前の観光案内所で
もらったイラストマップのみ。それだけでも読み直しておけば良かった・・・
*** 今日はここまで ***