ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2009年03月11日

パタゴニア目白店で土屋氏が語る

patagonia ストアイベント

昨晩はパタゴニア目白店で土屋さんを招いて開かれたストアイベント&スピーカーシリーズに行って参りました。
7時ちょい前に、「ちょっと用があるのでお先に~」と言ってするっと退社。有楽町駅まで急ぎ、タイミングよくやってきた山手線に乗車。経路は悩んだのですが、結局山手線一本で行くことに。


7時27分に目白駅に到着。目白通りを西進。20年くらい前に好きだったコがリッチモンドホテルのスポーツクラブの会員だったな~とか、池袋要町に1人暮らしをしていた時にはよくこの道を通ってパタ店にいったな~とか、1×年前に仲良かったコが早稲田に住んでいた時にもこの道をよく通ったな~、とか。いろんな思いが去来しないわけでもないが、7時30分に講演が始まるので懐かしい店を覗くまもなく店へ急ぐ。


到着すると、店内はイベント用にセッティングされ、ずらりとコールマンのチェアが並び、僕の座る席は最後列かその前列くらいしかなかった。一番前の列にもりもりさんがいるな~と思いながら店内を覗いていると、2列前に初めてお会いするhirobさんがいて(何故に僕がわかったのか)、隣にtori-birdさん、さらに隣にイノウエさんがいたので、その列の後ろに1席だけ空いていた場所に席替えをする。隣に女性が2人いたからでは、ありません。


7時30分をちょっと過ぎ、パタゴニアスタッフから紹介されて土屋さんが登場。フーディニにエアリアスバケットハットという見慣れたスタイルで、決してパタがスポンサーしてくれてるわけではないですよ、僕もよくここで買物をした1ユーザーです。目白店のバイト面接も落ちましたしパタの入社試験も落ちました、なんて軽妙なトークから話は進む。以下、講演をフォローしたものではなく、僕のための覚書。とりあえずざっと書くので修正点があったら突っ込み御願いします。


おおまかに3分割して考える。ハッピー・アイル~レッズ・メドウ~ミューア・トレイル・ランチ~マウント・ホイットニー。最初のハッピーアイルからレッズメドウの間は、ヨセミテからのハーフドーム、ネバダフォールまで、マンモスレイクからレッズメドウまでなど日帰りハイクルートが充実している。お試しにいってみるなら先ずこの辺りがお勧め。
permisionマウントホイットニーから北上するnorth boundは、マウント・ホイットニーが一日の入山者数が規制されているうえにアメリカ・メインランド最高峰(標高4418m)なので日本の富士山のように人気が高く、なかなかpermissionが取れないため、ヨセミテから始めるsouth bound を土屋氏は推奨していた。加藤氏も同じく推奨。
補給地点は、レイクエジソン対岸のバーミリオンリゾートかミューアトレイルランチ。いずれも週一回の配送しかしないので、到着の一ヶ月前の発送が必要。保管料も高い。保管期間を過ぎた食料をスルーハイカーに解放する、なんてこともやっている。
ベアキャニスターは現地調達も出来るが、量販の重いもの(1200g前後)しかない。軽いもの(800g前後)が欲しければNET通販。ただし日本に帰ってくると全く使い道がないもの。寝床から30~50m離し、岩の隙間など熊の手の届かないと思われる箇所に置く。今はベアバッグは使わない。
渡渉が非常に多い。パック重量が重く必然的に足元が軽登山靴以上になったら渡渉用にサンダルが必要だが、ULスタイルであればトレイルランニングシューズでOK。その際は非ゴアで水はけの良いもの。渡渉後に靴下を履き替えてトレイルを続ければ歩いているうちに濡れた靴下も乾く。渡渉が難しい箇所には、さりげなく飛び石が設置されるなどのケアがされている。
残雪は標高10000フィート以上であれば北側斜面には必ずあると思っておくべし。ただしトレイル自体の難易度が低いので軽アイゼンも不要。つぼ足でOK。マーサー・パスからの下りの斜面が一番きつく、あえてアイゼンが必要といえばここ。
獲得高度は1つのピークにつき500mくらい。日本みたいに1000mのアップダウンがある、なんてことはない。アメリカのトレイルの切り方は尾根中心の日本と違い、幅広く傾斜の緩い沢を行ける限り詰めて、山と山の間の最もひくい箇所を乗り越すというもの。日本のように360度の展望を楽しむというより、峠で前と後ろでの展望のギャップを楽しむ。スライドを見せてもらっていた限りでは、映画『ロードオブザリング』のような峠の乗り越し方だな~と見えた。
浄水器はポンプ式ではなく簡易フィルター式でOK。トレイル上では水場は潤沢なので掬ってはフィルターを通して飲む、というスタイル。ポンプ式は定住ベースキャンプのスタイルに向いている。
テントサイトはトレイルから50m以上離れ、かつトレイルから見えない場所に作ること。日本のように専用の場所を作ってそこだけに許可を出すのではなく(=それではそこにダメージを与える)、なるべくダメージを与えないために場所を限定せず、また連泊させない=移動させることでトレイルへのダメージを減らすという考え。
排泄はトレイルから50m以上離れ、穴を掘ってすること。ペーパーは原則持ち帰りだけれどもスルーハイカーには無理な話なのでレンジャーは完全に燃やしてくれ、とハイカーに言っている。トレイル上には何箇所もファイアーサークルがあるのでそこで。なお何日もトレイルを歩いていると排泄のメカニズムが円滑になりペーパーの量がどんどん減っていく、らしい。
トレイルは原則的にハイキングレベル。チャコサンダルでスルーハイクしている女性もいる(写真あり)。保険も山岳保険でなく通常の保険適用。トレイルランしても快適。シングルトラックであったりダブルトラックであったり。


ひととおりの講演が21時30分くらいまで続き、その後質疑応答。何人かの問いに親切に答えていただいた後、時間も圧したので終了となりました。僕らは最後までぐずぐずと残り、土屋さんと写真を撮ったりした後にお店をで、仕事でこれなかったランブラーさんが合流した後、「やるき茶屋」で飲んだのでした。→toriさんの記事参照目白の土屋さんのJMTのやつに行ってきたのだ。


追記。三鷹のHiker's Depotとパタゴニア目白店のリンクを貼りました。


Hiker's DepotPatagonia


ジョンミューアトレイル(John muir trail)についての補足
about John Muir Trail - Pacific Crest Trail Assosication
ジョン・ミューア・トレイル - Wikipedia
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョン・ミューア・トレイル(John Muir Trail)は、アメリカの長距離自然歩道。カリフォルニア州内を、ヨセミテ峡谷(ヨセミテ国立公園)からマウント・ホイットニーまで、340キロメートルにわたって縦走する。トレイルの大部分はパシフィック・クレスト・トレイルの一部になっている。アメリカにおける「自然保護の父」と呼ばれるナチュラリスト、ジョン・ミューアにちなんで命名されている。




同じカテゴリー(【パタゴニア 】)の記事画像
【Patagonia】 Traverse Jacket
【Patagonia】 Traverse Pullover
■パタゴニア直営店セールのお知らせ
【Patagonia】 マイクロパフジャケット
Patagoniaのアンダーウェア
同じカテゴリー(【パタゴニア 】)の記事
 パタゴニア フーディニ (2011-03-05 21:02)
 Patagonia / Down Sweater Vest (2009-12-04 02:24)
 Patagonia / Micro Puff Vest (2009-11-20 09:27)
 Patagonia / Nano Puff Pullover (2009-11-17 00:36)
 ■パタゴニア直営店セールのご案内 (2009-02-07 09:11)
 【Patagonia】セール (2009-01-15 01:54)
この記事へのコメント
どーもどーもオチカレタマでした。
この記事を読んでワタクシが一番気になったのは、本日の美女暦テキスト『ヒゲと笑顔にノックアウト』です。
英語ができなくてもいいのなら、あの人はチャンスかもですね。
Posted by いのうえいのうえ at 2009年03月11日 13:43
土屋さんの三鷹のお店には、行こう行こうと思いつつ、なかなか行けていないのでした。近日中に行って、今年のアルプス修行のためのNewGoodsを物色せねば。
そういえば、18日はNGになってしまいました。残念です。
Posted by マカニ・トモ at 2009年03月11日 16:00
ご無沙汰でございます。
行かれたのですね~良いな~
西へもキャラバンして欲しいものです。
Posted by creep at 2009年03月11日 16:53
>イノウエさん

>英語ができなくてもいいのなら、あの人はチャンスかもですね。

これはですね、『大きなお世話』と言う奴ですね。人のことより自分の心配をしたほうがいいですよ。もちろん嫁のキテじゃなくて、何故テントをこんなに買ってしまうのか、と、なぜこんな話し方をしてしまうのか、の方です。

昨日は講演で後ろから見ていると鳥さんと兄弟みたいにみえました。
Posted by roadman71roadman71 at 2009年03月11日 18:47
>マカニ・トモさん

18日は駄目ですか、残念です又の機会に。

三鷹のお店は是非行ってください。トモさんにも土屋さんにもお互いに吸収するところがあると思います。
Posted by roadman71roadman71 at 2009年03月11日 18:48
>creepさん

こちらこそご無沙汰しております。

店主はそちらもこちらもご覧になってるので、
キャラバンの話しなどは声を大にして言った方が
いいですよ。
Posted by roadman71roadman71 at 2009年03月11日 18:49
私もですね、ちょうどこんな感じにまとめようと思ってたんですよ。
いやぁ記事がかぶらないで幸いでした。

ところで、
「ヌルいって自由。」スピーカーいのうえさん
の講演会はいつですか。
Posted by tori-birdtori-bird at 2009年03月11日 20:24
おつかれさまです。
ブロフを読んではいたのですがコメントは初でした。故にお顔は存じておりましたヨ。

いつかはお山でも♪(走れませんが・・・)
Posted by Hirob at 2009年03月12日 00:54
>鳥さん

おおっ、奇遇ですね。僕は2次会を端折ろうとしてたので
ぴったりこです。

いのうえさんの講演会・・・ラン雑誌のユル・ランという
キャプションがいのうえさんの陰謀に思えましたよ。
浸透しているのかと、あぶないあぶない。
Posted by roadman71roadman71 at 2009年03月12日 08:51
>Hirobさん

なるほど、そうでしたか。

ところでHirobさんは想像していた風貌と
最もイメージが乖離していた方でした。

今週末は富●山の大●走頑張ってください。
そうそう、蚊のこと忘れてたの思い出しました。
あとで付け足します。
Posted by roadman71roadman71 at 2009年03月12日 08:53
レポ拝見しました。
トレイルのきり方?にもお国柄があるのでしょうか。とても興味深いお話ですね。
ありがとうございました。
アメリカ本土にはめっきり行かなくなっていましたが、久しぶりに行きたくなりました~
Posted by suu at 2009年03月12日 09:03
>suuさん

こんにちは。 トレイルの切り方にはお国柄があるようですよ。
Backpacker誌などでよく写真は見ているものの
やはりスライドで見せられると素晴らしいトレイルでした。

かの国は呆れるほど長いトレイルが沢山あるから
suuさんたちにも向いていると思います♪
Posted by roadman71roadman71 at 2009年03月12日 11:44
roadmanさん、日本のロング?トレイル、日本海・親不知海岸~白馬岳2932mなんていかがですか?
私は前夜泊含めて4泊5日(日本海からのコース)でしたが、東京なら寝台特急が使えるし(23:03上野→04:34糸魚川、普通に乗り換え、05:27親不知)。
、roadmanさんの足ならエアリアマップの半分の時間で行けるでしょう。途中避難小屋が3箇所あるので、うまく利用すればシェルターも不要です。
何よりも、コースの途中にある黒岩平が素晴らしいです。雪渓と湿原の間に咲き乱れる花々、この世の天国といってもいいです。死ぬまでに絶対行ってきてください。
Posted by N.NOZUE at 2009年03月12日 20:43
>N.NOZUEさん

日本海・親不知海岸~白馬岳は憧れますね。
服部さん式もいいですが先ずは正統式で
行ってみたいものです。いろんな方の山行記を目にしますが、
http://kudougao.fc2web.com/arupusu/01siritaka.htm
今日はこれを拝見しました。

空身なら5掛けでいけますが、荷を背負うと
7~8掛けになってしまいます。非力なもので。
その辺がウルトラライト・スタイルをとりたい所以なのです。
Posted by roadman71roadman71 at 2009年03月13日 21:24
避難小屋利用で、シェルターを使わないのなら5kg程度に抑えられないでしょうか?
トランス・アルプス・ジャパンではザック重量は5kg以下だったと思います。
このルートで7~8月ならシュラフカバーだけで、シュラフは要りません。モンベルの起毛シュラフカバーとヘリテイジのソロシェルター、半分に切ったリッジレストで軽量化し、水場はありますので、初日は栂海山荘、2日目は雪倉岳避難小屋で2泊3日はいかがでしょう?
Posted by N.NOZUE at 2009年03月13日 22:19
始めまして、土屋さんの講演会に行きたかったので、roadman71さんの記事興味深く参考になりました(と言っても行く予定はないんですけどね)。
 20年以上前にヨセミテに行った時にそこから見たメドーズへの景色に「歩いて行ってみたいなぁ」ボケ~と眺めたことを今でも覚えています。
 その後ジョンミュアトレイルの知り、「いつかは歩いてみたいなぁ」と興味だけは今でも持っています。

 栂海新道良いですよ、お勧めです。僕は2年前に白馬岳から紅葉の時に行ったのですが、2年前のベスト山行の一つでした。

 時々おじゃましますのでよろしくです。

 
Posted by IK at 2009年03月13日 22:59
N.NOZUEさん

>避難小屋利用で、シェルターを使わないのなら5kg程度

そうですね、その条件なら可能です。最大の懸念材料の水にしても水場があるとのことですので。特に不要かとも思いますが、浄水器でも用意すれば、あとは追加装備もいらなそうですし。

あとは2泊3日で家をあけることを快く許してくれるか。6月末までは自転車三昧なので、その練習時間を確保しつつ、家族ポイントを沢山ためる必要がありそうです。
Posted by roadman71roadman71 at 2009年03月16日 12:00
>IKさん

はじめまして、とはまこぞっきさん経由で何度もお伺いしていたので、とても思えません(笑)
夏の長沢背陵の記事などとても参考にさせていただきましたし。

それにしても2年前の10月の山行記はすごいですね。穂高~槍、栂海新道、南ア全山ですか・・・・絶句です。
Posted by roadman71roadman71 at 2009年03月16日 12:06
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
パタゴニア目白店で土屋氏が語る
    コメント(18)