2014年10月19日
2014 0913-15 平ヶ岳~大水上山 国境縦走 敗退記その2
敗退記って中々書けずに、それでいて次の山や次の次の山の話しが溜まってるのでさくっと終わらせる。
前の記事で書いた通り、上記数字が分水嶺を歩き続けてるグループの記録を参考に記す。
今日中にこれだけ歩く。16:30→20:20
平ヶ岳~2072ピーク:1330m 1h20m
2072ピーク~劔ヶ倉山:1230m 2h30m
二日目はがっつりとこれだけ。5:00→21:20
劔ヶ倉山~滝ヶ倉山:1880m 5h30m
滝ヶ倉山~1725mピーク:670m 1h45m
1725mピーク~にせ藤原山:1080m 2h35m
にせ藤原山~藤原山:1920m 6h30m
最終日はこれだけ。5:00→13:20→下山
藤原山~1610mピーク:1660m 4h40m
1610mピーク~大水上山:1410m 3h40m
これからどれくらいペースアップして回れるのか。こちらは単身で軽量だ。荷物もコンパクトで動きやすい。いくぞ、行かなきゃ降りれないんだ・・・
すいません、やっぱり山を舐めてました。
平ヶ岳16:30~2072ピーク17:30
最初は山頂からの湿地帯の続き。植生の復旧作業中だそうです。ごめんなさい。そこからすこしづつ草が増えていき、一回数十メートルの藪を超えて草原にでて、しばらく行くと、2072ピークに向けて、藪と化していく。最初の藪は高さが胸元くらいなのだが、ピークに向けての藪は、背丈を超え、傾斜もあり登りもある。そして藪が厚い。さらに画像ではわからないが、どんどんガスが濃くなっていく。ピークのあたりでは、再びはっきりと雨になっていた。








ピークでどこまでいくか逡巡する。ピークと劔ヶ倉山の間の鞍部までは少なくとも行こうと思っていたけど、目測で判断する限りビバークできそうなところはない。このピークから鞍部に向かう途中か、鞍部を越えて山頂に向かう途中のわずかな藪の切れ目を探すしかなさそうだ。
15分ほど、悩んだのち、ピークから下り始める。笹薮に雨が乗り、足元が滑る。下りの傾斜の強弱で先が見えない。そしてガスが濃くなり視界が悪くなる。さらに日が落ちる。ヘッデンを付ける、がガスで拡散される.....
何本か大きな木立で雨宿りできる場所で10分ほど作戦会議。6時過ぎに再び藪に突入。が雨が強くなり足元が更にすべり、下に落ちるような感じになる。10分ほど下ったところで、もう駄目だとギブアップ、先ほどの木立まで戻ろうとするが、残りの標高差50mくらいのところで、登るのがきつくなったときに、斜めに生えた大きな木の下に空間があるのが見える。高さ1m、奥行き2m以上のちょうどよい空間がありそうだ。もう今日はここでビバークしよう。







レスキューシートをグラウンドシートとし、OMMの付属マットにビヴィとシュラフ。タープは無理に張らずに毛布のようにビヴィにかけて就寝。
前の記事で書いた通り、上記数字が分水嶺を歩き続けてるグループの記録を参考に記す。
今日中にこれだけ歩く。16:30→20:20
平ヶ岳~2072ピーク:1330m 1h20m
2072ピーク~劔ヶ倉山:1230m 2h30m
二日目はがっつりとこれだけ。5:00→21:20
劔ヶ倉山~滝ヶ倉山:1880m 5h30m
滝ヶ倉山~1725mピーク:670m 1h45m
1725mピーク~にせ藤原山:1080m 2h35m
にせ藤原山~藤原山:1920m 6h30m
最終日はこれだけ。5:00→13:20→下山
藤原山~1610mピーク:1660m 4h40m
1610mピーク~大水上山:1410m 3h40m
これからどれくらいペースアップして回れるのか。こちらは単身で軽量だ。荷物もコンパクトで動きやすい。いくぞ、行かなきゃ降りれないんだ・・・
すいません、やっぱり山を舐めてました。
平ヶ岳16:30~2072ピーク17:30
最初は山頂からの湿地帯の続き。植生の復旧作業中だそうです。ごめんなさい。そこからすこしづつ草が増えていき、一回数十メートルの藪を超えて草原にでて、しばらく行くと、2072ピークに向けて、藪と化していく。最初の藪は高さが胸元くらいなのだが、ピークに向けての藪は、背丈を超え、傾斜もあり登りもある。そして藪が厚い。さらに画像ではわからないが、どんどんガスが濃くなっていく。ピークのあたりでは、再びはっきりと雨になっていた。








ピークでどこまでいくか逡巡する。ピークと劔ヶ倉山の間の鞍部までは少なくとも行こうと思っていたけど、目測で判断する限りビバークできそうなところはない。このピークから鞍部に向かう途中か、鞍部を越えて山頂に向かう途中のわずかな藪の切れ目を探すしかなさそうだ。
15分ほど、悩んだのち、ピークから下り始める。笹薮に雨が乗り、足元が滑る。下りの傾斜の強弱で先が見えない。そしてガスが濃くなり視界が悪くなる。さらに日が落ちる。ヘッデンを付ける、がガスで拡散される.....
何本か大きな木立で雨宿りできる場所で10分ほど作戦会議。6時過ぎに再び藪に突入。が雨が強くなり足元が更にすべり、下に落ちるような感じになる。10分ほど下ったところで、もう駄目だとギブアップ、先ほどの木立まで戻ろうとするが、残りの標高差50mくらいのところで、登るのがきつくなったときに、斜めに生えた大きな木の下に空間があるのが見える。高さ1m、奥行き2m以上のちょうどよい空間がありそうだ。もう今日はここでビバークしよう。







レスキューシートをグラウンドシートとし、OMMの付属マットにビヴィとシュラフ。タープは無理に張らずに毛布のようにビヴィにかけて就寝。
2014年09月21日
2014 0913-15 平ヶ岳~大水上山 国境縦走 敗退記その1
粗方は出来ていたはずのパッキングも2、3揃わない物があり、寝たのはいつもどおり2時過ぎ。良くない習性だ。それでもなんとか5時には目覚めて、5時15分に家を出る。普段は散歩の催促が激しいワンコたちも、山の準備の時は察していて、勝手に行ってらっしゃいという顔で玄関に見送りにも来ずに凛はベッドで魁はソファで横になっている。
駒込駅発5時34分~上野駅着5時44分:山手線
上野駅発6時14分~浦佐駅着7時35分:上越新幹線MAXとき301号
予定通りの山手線に乗り、上野駅に到着後、サンドイッチとミネラルウォーター(いろはす550ml)を買い、新幹線ホームに下る。6時14分の新幹線で一路浦佐へ。いつも寝不足のくせにテンションが上っててツイッターばかりやってしまうが、今回は睡眠が大事とサンドイッチを食べて直ぐに寝る。通路を挟んだ隣の席で5~60代と思われる4人が席を向かいにして朝から酒盛りをしているが、越後湯沢までぐっすり寝れた。そこからすぐに浦佐駅だった。バス乗り場を確認すると、駅構内のNEWDAYSでおにぎり2個とミネラルウォーター(いろはす550ml)1本を購入。



浦佐駅発8時00分~奥只見ダム着9時15分:南越後観光バス
奥只見ダム発9時30分~尾瀬口着10時10分:奥只見観光船
浦佐駅で降りる人は少なく、その多くはハイカーだった。1人八海山から越後駒に縦走するらしく、あとは僕と同じ奥只見ダムまでのバス組。6名くらいのパーティーと3人パーティー、ソロハイカーと僕だった。8時発のバスでシルバーラインを通りダムに到着。広い駐車場は湖近くに大きなレストランなどがあり、山側にスロープカーという100円の乗り物乗り場がある。ここはダムの下側で、遊覧船が実際に運行しているダムは一段高い場所なため、移動するに際して階段を上るか、このスロープカーを利用するのだ。バス降り場から、歩いて階段を上って、あるいはスロープカーを使っても、いずれも10分強で遊覧船乗り場に着く。








尾瀬口発10時20分~平ヶ岳登山口着10時30分:会津バス
南会津バスの運転手は船着場に待っていて、名簿で名前を確認。予約時に降車場所を伝え済みなので、運賃を支払ってから乗車する。僕は平ガ岳登山口までなので390円。乗車時間はわずか10分だが1時間短縮出来るので背に腹は代えられない。恐らく最初に降りるので、一番前の席に乗る。6人組パーティーは燧ヶ岳か、3人組は尾瀬沼か。僕よりも高い額を払っていた。バイオトレイで女性陣が用を済ませると出発。のどかな山間を走ると、直ぐに平ヶ岳の鷹の巣登山口に到着した。無料の駐車場とバイオトイレあり。水場無し。路肩含めれば30なお、この区間は各キャリアとも携帯が圏外となっている。



鷹の巣登山口からのルートは主に4つのセクションに分かれる。
(1)登山口(840m)~下台倉山(1604m) ほぼ全区間勾配キツ目の登り。CT2時間20分
最初は平坦な林間の道を行くと10分ほどで沢を渡る。その後、すぐに痩せ尾根になり時に岩稜帯などは見晴らしも良い。ロープのある場所もあるが使わずに昇り降り出来る。



(2)下台倉山(1604m)~白沢清水(1700m) ほぼ西に向かっての水平移動。概ね南面が開け、燧ヶ岳方面が良く見える。CT2時間



(3)白沢清水(1700m)~姫池(2076m) ほぼ全区間勾配キツ目の登り。CT1時間30分



(4)姫池(2076m)~平ガ岳山頂(2141m) 池塘が広がる湿原帯から一旦下り、勾配強い登りを経て広い湿原帯の山頂へ。CT40分
姫池に面したウッドデッキには家族連れがテントを設営しているところだった。平ヶ岳方面とは反対方向のウッドデッキには大学ワンゲル部のような巨大テントが一張り。いずれもペグは使えないので、ガイライン、ウッドデッキ、拾ってきた石(この付近にはあまりない)などを上手く使っての設営となる。
平ヶ岳方面にいくと直ぐに、山頂へのルートと、水場経由で山頂へ向かう分岐となる。10分ほどで水場に到着。この辺りにもテン場があり、ここは土の上であったり、重しとなる石も豊富にあったりする。豊富な水を補給した後、山頂へ向かう。基本的に急勾配で、足元も悪い箇所が多い。その箇所を抜けると、広い湿原帯に出て山頂に到達する。






ルート上の水場は4箇所。
(1)下台倉沢。登山口から数分の登山道を横切る沢。結構大きい下流の沢だが、その後を考えればここで汲んだ方が良い。
(2)台倉清水。水場の看板から片道5分ほど下った沢。流れは細いが5分ほどで1リットル汲めた。
(3)白沢清水。ドロの中に湧き上がる水。全く飲む気にならないし、ここはもう水場では無いだろう。
(4)池ノ岳水場。姫池から10分ほどの探勝路沿い。水量豊富だが、出来るだけ上で汲んだ方が良い。




最初から飛ばして、逆にへばって垂れてしまう登山が最近多かったので、抑え気味に登る。飛ばさず自然なペースで200m-up/30分くらい。新幹線やバスなどで寝たけどやはり寝不足だったので、下台倉山についてから少し寝る。そして台倉清水で水をくむ。
そんなことをしていると、山頂に着いたのは、午後4時半だった。10時半過ぎに入山したので6時間かかったことになる。ネットタイムは5時間半くらいとはいえかかりすぎだろう。そして、下台倉山についてからガスがかかってパラついたり晴れたりしていたが、姫池についてからはいつ本降りになってもおかしくないような天気になっていた。
ただ、まだ4時半。少なくともヘッドライトをつけて7時までは動くつもりだった。行動時間を参考にさせてもらった分水嶺を歩いてるグループの記録は下記の通り。
平ヶ岳~2072ピーク:1330m 1h20m
2072ピーク~劔ヶ倉山:1230m 2h30m
劔ヶ倉山~滝ヶ倉山:1880m 5h30m
滝ヶ倉山~1725mピーク:670m 1h45m
1725mピーク~にせ藤原山:1080m 2h35m
にせ藤原山~藤原山:1920m 6h30m
藤原山~1610mピーク:1660m 4h40m
1610mピーク~大水上山:1410m 3h40m
この登山道から外れた藪区間の長さは11km180m、かかった時間は27時間30分。普通に歩けば、藪区間で3日間。短縮して2日間かかる。それを軽量かつソロで身軽に動くことで、所要時間を7割程度に圧縮し、初日も劔ヶ倉山の下まで移動しビバーク、2日目は早朝から夕方遅くまで歩き、藤原山を越えるのを必達目標としていた。3日目も早朝から動き大水上山までたどり着けば、丹後山とそこから下山路はすぐで、バスの動いている下界にたどり着くことができるからだった。

さて、4時半過ぎ。いよいよ登山道の先の世界へ進む。
駒込駅発5時34分~上野駅着5時44分:山手線
上野駅発6時14分~浦佐駅着7時35分:上越新幹線MAXとき301号
予定通りの山手線に乗り、上野駅に到着後、サンドイッチとミネラルウォーター(いろはす550ml)を買い、新幹線ホームに下る。6時14分の新幹線で一路浦佐へ。いつも寝不足のくせにテンションが上っててツイッターばかりやってしまうが、今回は睡眠が大事とサンドイッチを食べて直ぐに寝る。通路を挟んだ隣の席で5~60代と思われる4人が席を向かいにして朝から酒盛りをしているが、越後湯沢までぐっすり寝れた。そこからすぐに浦佐駅だった。バス乗り場を確認すると、駅構内のNEWDAYSでおにぎり2個とミネラルウォーター(いろはす550ml)1本を購入。



浦佐駅発8時00分~奥只見ダム着9時15分:南越後観光バス
奥只見ダム発9時30分~尾瀬口着10時10分:奥只見観光船
浦佐駅で降りる人は少なく、その多くはハイカーだった。1人八海山から越後駒に縦走するらしく、あとは僕と同じ奥只見ダムまでのバス組。6名くらいのパーティーと3人パーティー、ソロハイカーと僕だった。8時発のバスでシルバーラインを通りダムに到着。広い駐車場は湖近くに大きなレストランなどがあり、山側にスロープカーという100円の乗り物乗り場がある。ここはダムの下側で、遊覧船が実際に運行しているダムは一段高い場所なため、移動するに際して階段を上るか、このスロープカーを利用するのだ。バス降り場から、歩いて階段を上って、あるいはスロープカーを使っても、いずれも10分強で遊覧船乗り場に着く。








尾瀬口発10時20分~平ヶ岳登山口着10時30分:会津バス
南会津バスの運転手は船着場に待っていて、名簿で名前を確認。予約時に降車場所を伝え済みなので、運賃を支払ってから乗車する。僕は平ガ岳登山口までなので390円。乗車時間はわずか10分だが1時間短縮出来るので背に腹は代えられない。恐らく最初に降りるので、一番前の席に乗る。6人組パーティーは燧ヶ岳か、3人組は尾瀬沼か。僕よりも高い額を払っていた。バイオトレイで女性陣が用を済ませると出発。のどかな山間を走ると、直ぐに平ヶ岳の鷹の巣登山口に到着した。無料の駐車場とバイオトイレあり。水場無し。路肩含めれば30なお、この区間は各キャリアとも携帯が圏外となっている。



鷹の巣登山口からのルートは主に4つのセクションに分かれる。
(1)登山口(840m)~下台倉山(1604m) ほぼ全区間勾配キツ目の登り。CT2時間20分
最初は平坦な林間の道を行くと10分ほどで沢を渡る。その後、すぐに痩せ尾根になり時に岩稜帯などは見晴らしも良い。ロープのある場所もあるが使わずに昇り降り出来る。



(2)下台倉山(1604m)~白沢清水(1700m) ほぼ西に向かっての水平移動。概ね南面が開け、燧ヶ岳方面が良く見える。CT2時間



(3)白沢清水(1700m)~姫池(2076m) ほぼ全区間勾配キツ目の登り。CT1時間30分



(4)姫池(2076m)~平ガ岳山頂(2141m) 池塘が広がる湿原帯から一旦下り、勾配強い登りを経て広い湿原帯の山頂へ。CT40分
姫池に面したウッドデッキには家族連れがテントを設営しているところだった。平ヶ岳方面とは反対方向のウッドデッキには大学ワンゲル部のような巨大テントが一張り。いずれもペグは使えないので、ガイライン、ウッドデッキ、拾ってきた石(この付近にはあまりない)などを上手く使っての設営となる。
平ヶ岳方面にいくと直ぐに、山頂へのルートと、水場経由で山頂へ向かう分岐となる。10分ほどで水場に到着。この辺りにもテン場があり、ここは土の上であったり、重しとなる石も豊富にあったりする。豊富な水を補給した後、山頂へ向かう。基本的に急勾配で、足元も悪い箇所が多い。その箇所を抜けると、広い湿原帯に出て山頂に到達する。






ルート上の水場は4箇所。
(1)下台倉沢。登山口から数分の登山道を横切る沢。結構大きい下流の沢だが、その後を考えればここで汲んだ方が良い。
(2)台倉清水。水場の看板から片道5分ほど下った沢。流れは細いが5分ほどで1リットル汲めた。
(3)白沢清水。ドロの中に湧き上がる水。全く飲む気にならないし、ここはもう水場では無いだろう。
(4)池ノ岳水場。姫池から10分ほどの探勝路沿い。水量豊富だが、出来るだけ上で汲んだ方が良い。




最初から飛ばして、逆にへばって垂れてしまう登山が最近多かったので、抑え気味に登る。飛ばさず自然なペースで200m-up/30分くらい。新幹線やバスなどで寝たけどやはり寝不足だったので、下台倉山についてから少し寝る。そして台倉清水で水をくむ。
そんなことをしていると、山頂に着いたのは、午後4時半だった。10時半過ぎに入山したので6時間かかったことになる。ネットタイムは5時間半くらいとはいえかかりすぎだろう。そして、下台倉山についてからガスがかかってパラついたり晴れたりしていたが、姫池についてからはいつ本降りになってもおかしくないような天気になっていた。
ただ、まだ4時半。少なくともヘッドライトをつけて7時までは動くつもりだった。行動時間を参考にさせてもらった分水嶺を歩いてるグループの記録は下記の通り。
平ヶ岳~2072ピーク:1330m 1h20m
2072ピーク~劔ヶ倉山:1230m 2h30m
劔ヶ倉山~滝ヶ倉山:1880m 5h30m
滝ヶ倉山~1725mピーク:670m 1h45m
1725mピーク~にせ藤原山:1080m 2h35m
にせ藤原山~藤原山:1920m 6h30m
藤原山~1610mピーク:1660m 4h40m
1610mピーク~大水上山:1410m 3h40m
この登山道から外れた藪区間の長さは11km180m、かかった時間は27時間30分。普通に歩けば、藪区間で3日間。短縮して2日間かかる。それを軽量かつソロで身軽に動くことで、所要時間を7割程度に圧縮し、初日も劔ヶ倉山の下まで移動しビバーク、2日目は早朝から夕方遅くまで歩き、藤原山を越えるのを必達目標としていた。3日目も早朝から動き大水上山までたどり着けば、丹後山とそこから下山路はすぐで、バスの動いている下界にたどり着くことができるからだった。

さて、4時半過ぎ。いよいよ登山道の先の世界へ進む。
2014年09月15日
2014 0913-15 平ヶ岳~大水上山 国境縦走敗退 装備編
9月の3連休はどこを歩こうか、悩んだ末に今年のGWに巻機山から遠く眺め、昨年の9月3連休に歩いた悪沢岳~兎岳~中ノ岳の縦走中、ずっと眺めていた平ヶ岳~大水上山の藪漕ぎ国境縦走にした。平ヶ岳から巻機山までの稜線を繋げたいのと、平ヶ岳から至仏山を経て武尊山までの稜線を繋げたいのが目下の目標で、GWは年に一回しかないので、夏山期間中に少しでも区間を減らしておこうと思ったのが理由である。
ただ、このエリアはGWの残雪期に歩かれることが殆どで夏山で歩いてる記録は読んだことがない。そしてエスケープルートがない。強いて言えば、沢筋を降りて林道にでる方法だが、降りてからバスの通っている銀山平まで歩いて7時間はかかり、下降用の道具が必要になる上に結局その日の内に帰宅するのは不可能そうだ。行くか戻るかしかない。出発数日前に記録を紹介してもらい、分水嶺を歩き通してるグループが5日かけていることが判明。ややゆったりめの行程を組みグループで重荷のため、行動時間を長くしソロで身軽な身なら、なんとか3日で突破出来ると自分を思い込ませた。



今回使用した装備は下記の通り、ベースウェイトの合計は4660g。
・藪漕ぎ対策でなるべく出っ張らないように。外付けは無し。
・そのため、ストックも持たない=シェルターは使わない。
・雨予報のため防水対策は念入りに。インナーとアウターの両方で備える。
・とにかくシュラフと防寒具だけは濡らさない
パッキング用品 計881g
バックパック【OMM】クラシック32 670g
ザックカバー【モンベル】110g
防水バッグ【シートゥーサミット】ウルトラシルパックライナー 85g = シュラフ、ビヴィ、防寒具入れ
スタッフバッグA【オガワンド】ラウンドスタッフキューベンM 6g = 食材など入れ
スタッフバッグB【ワンダーラスト】キューベンラウンデッドバッグ 2g = クッカー入れ
スタッフバッグC【ノースフェイス】ホワイトスタッフバッグ2L 8g = レインウェア入れ
スタッフバッグD【メーカー不詳】キューベンドライバッグ 25g = 着替え入れ
宿泊用品 計1133g
シェルター【アライテント】ビバークタープM 410g(ガイライン込み)
シュラフ【イスカ】エア280X 520g
ビヴィ【チタニウムゴート】ターミガンビヴィ 180g
グラウンドシート【SOL】ヒートシートエマージェンシーブランケット 82g
ペグケース【ハリヤマ】マチバリ 8.5g
ペグ【ヴァーゴ】チタニウムステイク 4本 32g
マット【OMM】デュオマット(バックパック付属品)
クッキング用品 計300g
ストーブ【トレイルデザイン】アルコールストーブ 15g
風防【トレイルデザイン】カルデラコーン 45g
クッカー【エバニュー】EV-1 900ml 115g
燃料入れ【メーカー忘れ】 20g
水入れ1【ナルゲン】フォールディングカンティーン 1.5L 65g
水入れ2【いろはす】ペットボトル 550ml 2本 24g
カトラリー【ユニフレーム】FD先割れスプーンチタン 16g
レインウェア/着替え 計1001g
レインジャケット【アウトドアリサーチ】ヘリウムジャケット 180g
レインパンツ【モンベル】バーサライトパンツ 93g
レイングローブ【ショーワグローブ】テムレスLサイズ 25g
防水ソックス【シールスキン】シンミッドレングスソックス 65g
アンダーウェアトップス【モンベル】ジオラインLWハイネックシャツ 135g
アンダーウェアボトムス【モンベル】ジオラインLWタイツ 115g
アンダーウェアボトムス【ユニクロ】エアリズムボクサーブリーフ 42g
予備ソックス【キャラバン】ウール/ポリ混紡ソックス 60g
防寒着【パタゴニア】ナノパフ 286g
その他用品 計1345g
GPS【ガーミン】ダコタ20 175g (単3電池2本とチェーン込み)
コンパスA【神山製作所】マップオリエンテーリングコンパス 28g(細引き込み)
コンパスB【スント】温度計付ミニコンパス 10g
マップケース【バーグハウス】マップケース 130g (ストラップをショックコードに換装済み)
地図A【山と高原地図】越後三山 30g
地図B【1/25000】平ヶ岳、兎岳のコピー A4 x 2枚 5g
ホイッスル【アクメ】3g
マルチツールA【トルゥー・ユーティリティ】ネイルクリップキット 38g
マルチツールB【ビクトリノックス】ソルジャー 141g
ライター【BIC】ビックミニ 14g
タバコ(マルボロメンソール) 18g
携帯吸い殻入れ(100均商品) 10g
スマートホン【サムソン】ギャラクシーS4 130g
予備バッテリー【各種】 計180g
ヘッドライト【プリンストンテック】バイト 65g (単4電池2本込み)
携帯ラジオ【ソニー】 71g
予備電池【サンヨー】エネループ 単3x2本、単4x2本 84g
手帳【コクヨ】測量野帳ウォータープルーフ 45g
救急用品 もろもろ 100g
トイレットペーパー 15g(防水袋込み)
タオルA【オリム】もってこタオル 32g
タオルB【MSR】パックタオルオリジナル 21g(半分にカット済み)
久し振りに使用したGPSはやはり頼りになった。藪の中で進む方向をすぐに特定できてありがたい。スマホのGPSも良いが専用機種の方が藪の中でも安心して使える。
メッシュのフィッシングベストを20年ぶりくらいに利用。ショルダーポーチやウェストポーチなどよりも便利だと思う。黒色も購入予定。
測量野帳のウォータープルーフはカバーを外して使ったが、表紙部分が防水でない。詰めが甘い
ただ、このエリアはGWの残雪期に歩かれることが殆どで夏山で歩いてる記録は読んだことがない。そしてエスケープルートがない。強いて言えば、沢筋を降りて林道にでる方法だが、降りてからバスの通っている銀山平まで歩いて7時間はかかり、下降用の道具が必要になる上に結局その日の内に帰宅するのは不可能そうだ。行くか戻るかしかない。出発数日前に記録を紹介してもらい、分水嶺を歩き通してるグループが5日かけていることが判明。ややゆったりめの行程を組みグループで重荷のため、行動時間を長くしソロで身軽な身なら、なんとか3日で突破出来ると自分を思い込ませた。



今回使用した装備は下記の通り、ベースウェイトの合計は4660g。
・藪漕ぎ対策でなるべく出っ張らないように。外付けは無し。
・そのため、ストックも持たない=シェルターは使わない。
・雨予報のため防水対策は念入りに。インナーとアウターの両方で備える。
・とにかくシュラフと防寒具だけは濡らさない
パッキング用品 計881g
バックパック【OMM】クラシック32 670g
ザックカバー【モンベル】110g
防水バッグ【シートゥーサミット】ウルトラシルパックライナー 85g = シュラフ、ビヴィ、防寒具入れ
スタッフバッグA【オガワンド】ラウンドスタッフキューベンM 6g = 食材など入れ
スタッフバッグB【ワンダーラスト】キューベンラウンデッドバッグ 2g = クッカー入れ
スタッフバッグC【ノースフェイス】ホワイトスタッフバッグ2L 8g = レインウェア入れ
スタッフバッグD【メーカー不詳】キューベンドライバッグ 25g = 着替え入れ
宿泊用品 計1133g
シェルター【アライテント】ビバークタープM 410g(ガイライン込み)
シュラフ【イスカ】エア280X 520g
ビヴィ【チタニウムゴート】ターミガンビヴィ 180g
グラウンドシート【SOL】ヒートシートエマージェンシーブランケット 82g
ペグケース【ハリヤマ】マチバリ 8.5g
ペグ【ヴァーゴ】チタニウムステイク 4本 32g
マット【OMM】デュオマット(バックパック付属品)
クッキング用品 計300g
ストーブ【トレイルデザイン】アルコールストーブ 15g
風防【トレイルデザイン】カルデラコーン 45g
クッカー【エバニュー】EV-1 900ml 115g
燃料入れ【メーカー忘れ】 20g
水入れ1【ナルゲン】フォールディングカンティーン 1.5L 65g
水入れ2【いろはす】ペットボトル 550ml 2本 24g
カトラリー【ユニフレーム】FD先割れスプーンチタン 16g
レインウェア/着替え 計1001g
レインジャケット【アウトドアリサーチ】ヘリウムジャケット 180g
レインパンツ【モンベル】バーサライトパンツ 93g
レイングローブ【ショーワグローブ】テムレスLサイズ 25g
防水ソックス【シールスキン】シンミッドレングスソックス 65g
アンダーウェアトップス【モンベル】ジオラインLWハイネックシャツ 135g
アンダーウェアボトムス【モンベル】ジオラインLWタイツ 115g
アンダーウェアボトムス【ユニクロ】エアリズムボクサーブリーフ 42g
予備ソックス【キャラバン】ウール/ポリ混紡ソックス 60g
防寒着【パタゴニア】ナノパフ 286g
その他用品 計1345g
GPS【ガーミン】ダコタ20 175g (単3電池2本とチェーン込み)
コンパスA【神山製作所】マップオリエンテーリングコンパス 28g(細引き込み)
コンパスB【スント】温度計付ミニコンパス 10g
マップケース【バーグハウス】マップケース 130g (ストラップをショックコードに換装済み)
地図A【山と高原地図】越後三山 30g
地図B【1/25000】平ヶ岳、兎岳のコピー A4 x 2枚 5g
ホイッスル【アクメ】3g
マルチツールA【トルゥー・ユーティリティ】ネイルクリップキット 38g
マルチツールB【ビクトリノックス】ソルジャー 141g
ライター【BIC】ビックミニ 14g
タバコ(マルボロメンソール) 18g
携帯吸い殻入れ(100均商品) 10g
スマートホン【サムソン】ギャラクシーS4 130g
予備バッテリー【各種】 計180g
ヘッドライト【プリンストンテック】バイト 65g (単4電池2本込み)
携帯ラジオ【ソニー】 71g
予備電池【サンヨー】エネループ 単3x2本、単4x2本 84g
手帳【コクヨ】測量野帳ウォータープルーフ 45g
救急用品 もろもろ 100g
トイレットペーパー 15g(防水袋込み)
タオルA【オリム】もってこタオル 32g
タオルB【MSR】パックタオルオリジナル 21g(半分にカット済み)
久し振りに使用したGPSはやはり頼りになった。藪の中で進む方向をすぐに特定できてありがたい。スマホのGPSも良いが専用機種の方が藪の中でも安心して使える。
メッシュのフィッシングベストを20年ぶりくらいに利用。ショルダーポーチやウェストポーチなどよりも便利だと思う。黒色も購入予定。
測量野帳のウォータープルーフはカバーを外して使ったが、表紙部分が防水でない。詰めが甘い